元岡に猿現る
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もとおか自然ファイルvol.4

      
 

春の訪れとともに現れる「森の使い」
カスミサンショウウオの話
              
  
元岡に昔はどこにでもいた生き物や、最近は見かけなくなった身近な生き物たちを、
粒さに見守り続ける市民からのメッセージ。
春先になると裏山から「森の使い」が現れます。田圃に出来た轍(わだち)が水たまりとなった場所や、水路の水がよどんだところを覗いてみましょう。何か見えましたか。底に沈んだ木の葉をそっと裏返してごらん。ほら。バネ型のソーセージが二本見つかったでしょう。それがカスミサンショウウオ=「森の使い」が産んだ卵です。
 カスミサンショウウオはカエルと同じ両生類です。ですが、カエルのように鳴いたり跳ねたりしません。春先の三月頃に森から現れ、水場で産卵し、しずかに裏山の森へ帰って行きます。もともとは田圃を人間が作ることによって、様々な水場ができ、その水場を勝手に利用してきた両生類なのでしょう。ですから田圃が休耕田になったり、小川がU字側溝に変わってしまった今では、水を求めてコンクリート製集水マスに集まり産卵しているような状態です。ここ九州大学統合移転予定地でも、九十九年に初めて当地に足を踏み入れた時は汚いドブに産卵している状況でした。水が有害物質に汚染されてなく、またカスミサンショウウオのオタマジャクシ(幼生といいます)の餌があれば、汚いドブでも生きて行けるのでしょうが…。
 農業が営まれることによって、生き延びてきた生物は他にもたくさんいます。決してノスタルジーからではなく、里山が健全に維持されていた時代をもう一度見直さなければならない。私たちが時代を猛進した結果見失ってしまったものを、この小さな「森の使い」=カスミサンショウウオは、私にそっと教えてくれているようです。

▲全長(頭の先から尻尾の先まで)100mm程度。
気になる、お店
お魚のうまか
海晴(かいせい)
素材、味、そして安さに自信あり

「気軽に利用してもらえる店」を目指して昨年四月にオープンした『海晴』。店主の三宅信久さんは、末永出身。奥さんからオーダーを受けると「あいよ!」と威勢のいいかけ声で応対する。もちろんイキのいいのは素材も同じ。「ネタは野北、芥屋などの漁師から直送された新鮮な魚介類。こんなに新鮮なのに安いのは友達が漁師だから。いくつかの店と共同で大量仕入れしてコストダウンを実現しています」と三宅さんは語る。
 店名の由来は、一風変わっている。「『晴れる』という字と響きが好きなんです。だから長男の名前が『康晴』、次男は『悠晴』。『海晴』は三男が生まれたら名付けようと準備していたんですが、先に店が開店してしまったので(笑)」と話してくれた。
 ランチは見事なボリュームで、しかも800円という安さ。この味を求めて、舌の越えたご婦人たちが次々に来店している。夜もお刺身や寿司、一品料理など、バラエティーに富んだメニューがずらり。行きつけの店を、また一つ発見した。


▲オールメニュー800円のランチ。天ぷら定食や刺身定食、海晴定食、各種丼定食
などアリ。

▲三宅信久さん夫婦の爽快な笑顔が隠し味!?

福岡市西区周船寺1-12-36-1F
電話 807-3112
営業時間:11時30分〜14時/17時〜10時30分(OS)
定休日:月曜日

※読者サービス特典
発行日より先着100名様にワンドリンクプレゼント。
 


 

 
司法書士ヤマさんの「身近な暮らしの法律相談4」  

自己破産および個人民事再生法手続きについて
Q 四年程前に住宅ローンを組み、前原市内にマンションを二千五百万円で手に入れました。しかし、長引く不況の影響で会社の業績も
悪化し、今年は残業規制やボーナスの30%カットを言渡されています。加えて、三年程前に消費者金融から借金をしてしまい、その総額が
三百万円近くになってしまいました。原因は生活費の不足を補うための三万円の借り入れがきっかけでした。現在、毎月の住宅ローンの
返済だけで月五万円近くあり、それに加えて毎月十三万円程の消費者金融への返済をしなければならず、自転車操業の状態です。
どうしたらよいでしょうか。(42歳 会社員 男性)
 
A 新聞等でご存知のことと思いますが、近年の経済不況の影響で、昨年の自己破産の件数は全国で二十一万件に達し、福岡地方裁判所
でも六千件を超える状況です。累計では、自己破産者は百万人を越えていると思われますので、ざっと計算すると、国民百人に一人が破産経
験者という非常に深刻な状況です。そのため、一般的には知られていないことですが、裁判所破産係の書記官の事務処理量が限界を超えつ
つあり、問題になっている状況です。 さて、今回のご相談者の場合には、もう少し詳しいお話を伺わないと、断定的なことは言えませんが、
住宅ローンで購入したマンションがありますので、これを手放さずに何とかしようとすると、まず、個人民事再生手続の住宅ローン特則の適用が
可能かどうかを検討することになるでしょう。
 平成十三年にこの個人民事再生手続が導入される以前は、簡易裁判所に調停を申立てるか、それがダメなら地方裁判所に破産を申し立て
るという手段しかなく、特に破産の場合には、債務者の全財産を清算する必要がありますので、せっかく苦労して手に入れたマイホームを泣く
泣く処分するしかありませんでした。これに対して個人民事再生手続は、住宅ローン特則を定めることにより、現在の住宅ローンを別枠として
考え、それ以外の債務を原則五分の一に圧縮して返済するという手続です(つまり、残りの五分の四の支払義務が免除されることになります)。
但し、住宅ローンで購入した不動産に、住宅ローン以外の担保権が設定されている場合には、住宅ローン特則の適用を受けられない場合も
ありますので、注意が必要です。
 この個人民事再生手続は、あくまでも債権者に対する返済を目的とする手続ですので、具体的な返済計画を立てる必要があり、そのための
様々な条件があります。更に詳細なお話をお伺いする必要がありますので、必ず司法書士又は弁護士の事務所で個別に面談されることをお
勧め致します。

 (問合せ先)司法書士山田穣事務所 電話(092)737−5810